ニッポン全国フードシフト中

朝食のススメ

JA遠州夢咲女性部が推進する「朝ごはん食べよう料理教室」。朝食は元気の源、生活リズムの改善や脳の活性化などその重要さは分かっていても、「時間がない」「寝ていたい」という理由でおろそかにされがち。「20歳前後に欠食率が上がる前に、朝食の大切さ、手作りの美味しさを知ってもらうこと」を目的に、地元の高校生を対象とした料理教室プロジェクトが始まりました。その活動には、自己管理できる大人になってほしい、そして地元の食に親しんでほしい、という思いも込められています。

メニューの基本は、炊きたてのご飯と野菜たっぷりのみそ汁。米の研ぎ方や野菜の皮むきなど、料理経験のない生徒でも分かるように基礎から丁寧に指導しています。食材の米と野菜は、もちろん地元産。女性部長が講師を務め、料理を通じて地域の食や農業について学べる機会でもあります。

参加者からは「自分で作るとおいしさもひとしお」「それ以来、朝食を欠かさない」という声も上がり、活動の成果が現れています。身近な食「朝ごはん」を自ら調理することの楽しさ、おいしさを通して、若者たちは食の意義を実感しているようです。

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