ニッポン全国フードシフト中

パックごはん、海を渡る

日本ではおなじみのパックごはん、今や海外でも食べられるようになりました。富山県にある株式会社ウーケでは、2007年の創業当初から海外展開を見据え、安全品質の国際認証規格である「SQF認証」を取得。現在は中国やイギリスなどにパックごはんを輸出しています。

長期間保存するパックごはんにとって、安全性と品質は何より重要。ウーケでは医薬品工場並みの空気清浄度を持つクリーンルームを完備し、酸味料といった添加物を使わないで製造を行っています。

米は富山県産コシヒカリを主力に、水は北アルプスの天然水を用い、ふんわり炊き上げる。工場から排出される熱は、地元のカキ浄化業者に提供し、地域でのエネルギー循環も実現させています。

手軽で便利なだけでなく、非常時にも活用できるパックごはん。海外での知名度はまだまだですが、食の多様化や日本の食への関心もさらに高まるなか、市場拡大の準備は整いつつあります。富山から世界へ。地域に根差した日本の食が大きく飛躍します。

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