ニッポン全国フードシフト中

茶畑オーナー、増加中

宇治茶の名産地、京都府和束(わづか)町にあるおぶぶ茶苑が扱うのは、自社農園の日本茶です。ブレンドをせず畑で採れたままの「荒茶(あらちゃ)」は、一般には流通しませんが、味と香りは格別。なんとかこのおいしいお茶を届けようと、問屋を通さずに直接販売しています。

この茶苑をサポートするのが、茶畑オーナー制度。国内から世界各国に広がる750人の茶畑オーナーたちは、年に4回、合計24種類以上の茶葉を受け取り、動画やメルマガでスタッフの思いや茶畑の様子を知り、おいしい飲み方などを教わることができます。時折、オンラインのティーパーティーで茶苑を一緒に育てていくための意見を交わしながら、海外に日本のお茶文化も紹介しています。

おぶぶ茶苑では今、玉露の無農薬・無肥料栽培に取り組んでいます。これにより持続可能な経営・農業のやり方を模索しています。そんな新たな挑戦ができるのも、オーナー制度という基盤があるからこそ。茶苑とオーナーの間には、企業と出資者以上の関係が生まれています。

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