第2部 クロストーク
登壇者の皆様
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梅本ゆうこ -
伊藤遊 -
吉村和真 -
倉持佳代子 -
ユースギョン
クロストーク
では、第二部は皆さんとクロストークという形で「マンガの中の食」や「食とマンガの歴史」についてトークできればと思います。まず、本日お越しいただいた梅本ゆうこさんをご紹介したいと思います。「漫画食堂」というマンガに出てくる食を再現するブログを2008年から運営されていて、同名の書籍も出版されています。マンガの中の食における第一人者です。
マンガの中の食を再現してネットにアップするようなことは、昔からマンガファンの間ではけっこうメジャーな文化だったので、第一人者というとおこがましいですが……。

でも、趣味というには扱われているマンガのジャンルもものすごく幅広いですよね。
もともと子供の頃からジャンル関係なくマンガが好きで読んでいたんですが、今思えば、羽海野チカさんとかよしながふみさんとか、生活を描くタイプのマンガ家さんが好きだったので、おのずと食のシーンが多いマンガを読んでいたり、食べ物を描くことが好きな作家さんが好きという傾向はあったと思います。

特にグルメマンガを意識せずに読んでいて、これだけ多くの再現レシピが生まれたということは、それだけマンガには食がよく出てくるという証明にもなるのかなと思うんですが。
そうですね。今日皆さんの話を聞いていて、どうしてこんなに食とマンガが深く結びついているのか。なぜそれを作りたくなるのか。その理由がなんとなく見えた気がしました。

再現レシピに関していえば、マンガは他のメディアよりも実践しやすいのかもしれません。映画やドラマだと録画して、何回も見直さないといけませんし。
マンガだと該当シーンを見返すのもラクですからね。あと映画やドラマだと、すでに実写化されているので、わざわざ自分で再現しなくても80%ぐらいは想像がついちゃう。アニメにしても色が付いてるから想像しやすい。マンガは白黒なので、これを現実にしたらどうなるんだろうという転換のおもしろさが、他に比べて大きいんだと思います。
