ニッポンフードシフトムービー食から日本を考える

ニッポンの「食」をめぐる“これまで”と
“いま“、そして“これから”について、
動画でわかりやすくご紹介。
食の未来を一緒に考えてみませんか?

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「食」のこれまでとこれから

昔と今の暮らしのひとコマ、見比べてみてください。
椅子が…テレビが…食卓が…。
ライフスタイルが変化する中で、私たちの食生活も大きく変わりました。
いくつの違いを見つけられますか?

  • ご飯(山盛り) ご飯(控え目)
  • 和食(焼き魚) 洋食(揚げ物)
  • 家族・共食 個々・孤食
  • 冷凍冷蔵庫 大型多機能冷蔵庫
  • ガスコンロ IH
  • 白黒ブラウン管 4K大型液晶
  • 座布団 椅子
  • 和室(畳) 洋室(床)
  • 扇風機 エアコン

かつては当然のように家族みんなで食事をしていましたが、現在は生活時間帯のズレなどから、一人で食事をすることも珍しくありません。一人ひとりの食事の内容も多様化し、手早く調理できる食事が好まれるようにもなりました。

また、米や魚、野菜が中心の日本型食生活から、肉や油を使った料理が好まれるようになり、私たちの食は海外からの輸入に頼る割合も増えてきました。国内の生産者もまた、消費の変化に出来るだけ対応して私たちの豊かな食を支えてきました。

日々の食卓を通じて「食」の過去・現在・未来について考えてみませんか。

広がる世界の食市場

少子高齢化が叫ばれる日本ですが、世界の人口は今後30年でさらに30%増加すると言われています。

これに伴い、世界の食市場は890兆円(2015年)から1360兆円(2030年)に、特にアジアの国々では経済発展により倍増すると見込まれています。
拡大する海外の需要を取り込み、輸出を進めることは、我が国の農林水産業の発展にとって重要な鍵となります。

和牛、果物、お米など日本の農産物は海外でも高く評価され、これまでに、日本の農林水産物・食品の輸出額は、2012年の約4500億円から倍増し、2021年には1兆円を突破しました。

更なる輸出拡大に向け、輸出に取り組む生産者や事業者への支援体制の強化などを行い、2025年に2兆円、2030年に5兆円という目標の実現を目指します。

農水省のHPへ

持続可能な食料生産

地球温暖化による気候変動や大規模自然災害の増加に直面する今、地球環境を守り持続可能な未来を築いていくことは、待ったなしの世界的な課題です。

食料生産を担う農林水産業は、自然災害など環境の影響を大きく受ける産業である一方で、化石燃料、化学農薬、化学肥料等を使用しており、環境に影響を与える側でもあります。

持続可能な食料システムを構築するため、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を2021年5月に策定し、2050年までに目指す姿と取組方向として、14の目標を掲げています。

みどりの食料システム戦略 14 の目標

温室効果ガス削減 1 2 3 4
  • 1 農林水産業のCO2ゼロエミッション化(2050)
  • 2 農林業機械・漁船の電化・水素化等技術の確立(2040)
  • 3 化石燃料を使用しない園芸施設への完全移行(2050)
  • 4 我が国の再エネ導入拡大に歩調を合わせた、農山漁村における再エネの導入(2050)
環境保全 5 6 7
  • 5 化学農薬使用量(リスク換算)の50%低減(2050)
  • 6 化学肥料使用量の30%低減(2050)
  • 7 耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)に拡大(2050)
食品産業 8 9 10 11
  • 8 事業系食品ロスを2000年度比で半減(2030)
  • 9 食品製造業の労働生産性を3割以上向上(2030)
  • 10 飲食料品卸売業の売上高に占める経費の割合を10%に縮減(2030)
  • 11 食品企業における持続可能性に配慮した輸入原材料調達の実現(2030)
林野 12
  • 12 林業用苗木のうちエリートツリー等が占める割合を3割(2030)、9割以上(2050)に拡大、高層木造の技術の確立・木材による炭素貯蔵の最大化(2040)
水産 13 14
  • 13 漁獲量を2010年と同程度(444万トン)まで回復(2030)
  • 14 ニホンウナギ、クロマグロ等の養殖において人口種苗比率100%を実現(2050)、養魚飼料の全量を配合飼料給餌に転換(2050)
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解説牛の名誉にも関わる話

畜産業は、人が食用に利用できない資源を食料に変え、飼料→家畜→堆肥という循環型のサイクルによって持続可能な食料生産に貢献してきました。

一方、我が国では地球温暖化の原因となる“メタン”の排出量の約3割が“牛など家畜のゲップ”等から発生していると言われております。

現在、メタン等の発生を抑える研究開発が進められており、今後、この技術が普及すれば「悪者」のイメージは払拭され、世界の地球温暖化対策に貢献できると期待されます。

さらに、糞尿を利用した発電や熱利用の研究開発も進められており、牛たちはエネルギー資源としての新たな役割も期待されています。

未来の農業を支える
「スマート農業」

無人で畑を縦横無尽に耕すトラクター、病害虫被害が出た農作物にピンポイントで飛んでゆくドローン。
未来の農業はすぐそこまで来ています。

イラスト内の赤いポイントをクリックすると解説が確認できます。
  • 自動走行 トラクター
    トラクターは、土を耕したり、肥料をまいたりできる多用途の農業機械です。自動走行トラクターは、無人で自動走行したり、人が運転するトラクターと連動させて1人で2台を操作したりできるので、農作業がぐんと効率化できます。 自動走行トラクター
  • ピンポイント 農薬散布
    通常、農薬は作物全体に散布しますが、専用のドローンが害虫等の被害をAIで探し出し、被害が出ている作物にだけ農薬を散布することで、農薬の使用量を大幅に削減することができます。 ピンポイント農薬散布
  • 各種センサー
    ビニルハウス内外の水分量や温度、日射量等を各種センサーで自動測定し、自動で潅水(水やり)や窓の開閉による温度調節を行うことができます。いつでもどこからでもビニルハウスの状態を確認することができます。 自動潅水装置・各種センサー
  • 自動潅水装置
    ビニルハウス内外の水分量や温度、日射量等を各種センサーで自動測定し、自動で潅水(水やり)や窓の開閉による温度調節を行うことができます。いつでもどこからでもビニルハウスの状態を確認することができます。 自動潅水装置・各種センサー
  • 農業用 アシストスーツ
    同じ姿勢での収穫作業や収穫物の持ち運びなど、農作業は、腕や腰に大きな負担がかかります。アシストスーツを着用すれば、モーターや人工筋肉がサポートしてくれるので、ケガや疲労を減らし、高齢者や女性等も従事しやすくなります。 農業用アシストスーツ
  • 自走草刈機
    刈払機による草刈りは、ケガや熱中症の危険、長時間の振動による疲労など、大きな負担を伴う作業です。自走草刈機なら、リモコンで遠隔操作できるので、急な斜面の危険な除草作業ですら安全に行うことができます。 自走草刈機
  • 自動運転 田植機
    田植機の運転には、苗をまっすぐ植えるための直進作業に高い集中力を必要とします。自動運転田植機なら、ハンドルを自動制御してくれるので、運転の負担を軽減するとともに、非熟練者でも簡単に田植えができるようになります。 自動運転田植機

「スマート農業」と呼ばれる、ロボット技術、AIやICTを活用した新たな農業は、人手不足に悩む農業現場を助けるだけではありません。
飛躍的な生産性の向上によって、我が国の農業が世界の食市場に打って出るチャンスを広げ、また、エネルギーや化学肥料・化学農薬の使用削減によって、持続可能な食料生産にも貢献します。

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未来の選択

私たちが生きていく上で必要不可欠な「食」を、将来にわたって持続可能なものにしていくために、日本の豊かな国土を守っていくために、農林水産業も、食品関連産業も、いま大きく変わろうとしています。

そして、いつの時代も、その変化を方向付け、リードするのは、私たち”消費者“の選択です。

自分たちが日々食べているものはどこから来たのか、誰がどのように作ったものなのか。

それが社会や地球環境とどのようにつながり、私たちの未来へとつながっていくのか。

いま手にとろうとしている食材、これから食べようとするその食事から、自分自身の「食」の未来について考えてみませんか。

いろいろな取り組み

日本全国のフードシフトな新しい取組を紹介します。