国産餃子を支える生産者たち

生産者から 「食」のことを考える

普段、食べている焼餃子。当たり前のようでいて、中身を分解してみると「豚肉」「キャベツ」「ニンニク」「小麦粉」など、たくさんの食材が用いられていることが分かります。これら食材の生産者へのインタビューを通じて、日本の「食」のことを一緒に考えてみましょう。

  • 豚肉

    おいしい餃子は甘みのある豚肉から

    養豚農家:日本クリーンファーム株式会社

    当社は北海道と青森、宮崎で養豚を手がけており、餃子の具材に使われている豚肉を提供しています。年間出荷数は60万頭と日本トップクラス。生命を大切に育み、安全安心な豚肉を届けるために、日本の生産農場ではじめて国際規格・SQF認証(注)を取得し、第三者の目で厳しく品質チェックを行っています。また、えさには特に気を配り、麦などの穀物をバランスよく配合しています。それにより、調理後にアクやにおいが気にならない、甘みのある脂になり、餃子の具材として程よくマッチします。
    現在は、えさなどの原料価格高騰に頭を悩ませていますが、将来的には自社内で調達することも視野に入れて、豚の糞尿で有機肥料を作り、それを使って育てた農作物を豚のえさとする循環型農業への挑戦も始めました。少しずつですが、生産環境を安定させ、環境負荷の軽減にも努めたいと思っています。
    ほかにも、豚にとって居心地のいい豚舎づくりに加え、養豚において一番負担の大きい繁殖部分を当社が担うことで、高齢化が進む畜産農家の負担軽減を図るといった繁殖と肥育の分業も進めており、持続可能な日本の畜産のために、率先して新しい取り組みを進めています。
    これからもお客様に喜んでいただけるよう、心を込めて飼育し、おいしくて質の高いお肉をお届けしていきたいと思います。

    (注)SQF認証(Safe Quality Food認証):食品の安全と品質管理のための国際的な食品安全マネジメント規格のひとつ。

  • キャベツ

    旬を届けるおいしいキャベツ

    キャベツ農家:平岡農園

    茨城県八千代町にある当農園ではキャベツを生産しています。家族で農家を営み、種まきから出荷までを一貫して手がけています。新鮮なキャベツをお届けするため、収穫は春と秋の2回。春はトンネルハウス、秋は露地で栽培しています。こだわりは品質維持と安定供給のための土づくりです。近年は異常気象や急な大雨が続き、生育状況が安定しないことがあります。そこで当農園では、化学肥料を抑えて、堆肥や米ぬかを混ぜることで、異常気象でも安定的に生産しやすい土づくりを行っています。また、2023年にはJGAP認証を取得しました。これまで続けてきた食の安全や環境保全の取り組みを可視化することで、お客様に安心感をもっていただくとともに、生産過程の食品・資材のロス削減にもつながっています。
    旬を逃さず、採れたての野菜が食べられるのは国産ならでは。餃子を通じて皆さまに食べていただけることを本当に嬉しく思います。ぜひ、旬のおいしさと栄養たっぷりのキャベツを味わってください。

  • ニンニク

    風味豊かな青森県産にんにく

    にんにく:JAゆうき青森

    青森県上北郡東部で、およそ200軒の農家がにんにくを育てる「JAゆうき青森」。土壌づくり、種づくりから徹底し、手間暇かけて育てる青森県産にんにくは、ブランドとして多くの消費者の皆さまに知っていただけるようになりました。青森県産にんにくは、この地ならではの寒い冬を越し、深い雪の下で糖分を蓄えます。この糖分が、ほのかな香りと甘み、深い風味を生み出します。この青森県産独特の風味を味わっていただけるよう、品質管理には特に気を遣っています。設備を整え、各農家で乾燥処理し、農協での低酸素による低温貯蔵を組み合わせることで、一年を通して風味を保ちながら全国へお届けしています。
    温暖化や異常気象に加え、さまざまな物価の高騰によって、農家にとって厳しい状況が続いています。消費者のみなさまから選んでいただき、応援していただけることが、私たちの励みになります。青森県産にんにくは肉の旨味を引き立てるとご好評をいただいていますので、餃子を通じて風味豊かでおいしいにんにくを召し上がってください。

  • 小麦粉

    人気が高まる国産小麦

    小麦農家:木樋桃源ファーム

    北海道津別町木樋地区で農業を営む有限会社木樋桃源ファームは、餃子の皮の原料となる小麦を生産しています。外国産のイメージが強い小麦ですが、北海道で作られる国産小麦の品種「春よ恋」は小麦の風味が豊かでもちっとした食感に仕上がると、食品事業者や消費者の間で人気が高まっています。(※)
    農業は自然とともにあるもの。良質な小麦を生産するために、常に天候や気温に気を配りながら、何をするにも最適なタイミングを見極めます。同じ土地で長く安心・安全な小麦を生産するために、土壌診断をもとにした土壌改良も欠かせません。
    こうして生産された小麦は、北海道ブランドの国産小麦粉として全国で消費されます。小麦は、そのままのかたちで食べる野菜とは違い、原料作物です。このため、生産者の顔がイメージしにくい作物ではありますが、私たちが作った国産小麦が、餃子としてかたちを変え、全国のみなさまに召し上がっていただけることを、農家として誇りに思います。

    王将フードサービスでは「春よ恋」などの『北海道産小麦』にこだわり、最適な品質を目指した小麦粉を使用されています。

安心・安全で美味しい
「餃子」へのこだわり

餃子の王将は、看板メニュー「餃子」の主要食材である[肉・キャベツ・ニラ・生姜・にんにく・小麦粉]は、全て国産を使用しています。特に、にんにくは香りが上品で、まろやかなコクや旨味が特徴の青森県産、小麦粉は風味豊かでキメが細かく、もっちりとした皮に仕上がる北海道産と、産地にまでこだわっています。これらの新鮮な国産食材を使い、国内の自社工場で厳しい管理のもと毎日餃子を製造。一切冷凍することなく冷蔵(チルド)の状態で店舗に配送しています。
原材料の高騰が続く中でも、パートナー各社との信頼関係を築くことで安定して食材の供給量を確保し、いつでもフレッシュで安心・安全な美味しい餃子をお客様に提供しています。

「餃子の王将」は
餃子会議 を応援してます!

「NIPPON FOOD SHIFT FES. 」に出店!

ニッポンフードシフト主催の「NIPPON FOOD SHIFT FES.宮城」、 「NIPPON FOOD SHIFT FES.広島」で、「餃子の王将」の餃子と餃子界のレジェンド・パラダイス山元さん考案のご当地タレがコラボ。イベントに出店しました。

パラダイス山元 氏
「蔓餃苑」
「蔓餃苑」 オーナーシェフ

コラボしたご当地タレはこちら

店舗コラボレーションの様子

2024年1月12日(金)より「餃子の王将」の全国約730店舗にて、
「餃子会議」に関するポスター掲出とカードの配布を実施しています。

ポスター
デジタルサイネージ
カード(表・裏)

他にも日本全国の地域の特産を使った
「餃子の食べ方」を公開中!

みなさんも「餃子の王将」で
餃子会議してみませんか?

食から交わる餃子会議

みんなで餃子会議をして、
日本の食について
考えてみませんか?

宮城の柚子と地ソルトで食べる餃子

【宮城】

爽やかな香りと酸味が特徴!宮城の柚子を使った新しい餃子の食べ方!

材料【1人前】
柚子:1/8~1/4カット
塩:1.8g
きび糖:0.2g
つくり方
  1. 皿の上に塩、きび糖を盛ります。
  2. そのうえから柚子を絞ります。
  3. 柚子の果汁、塩、きび糖を混ぜ合わせて完成です。

国産食材を使った宮城県ならではの食べ方を考えました。宮城県産の塩と国産のきび糖をブレンドしたソルトに宮城県特産の「雨乞の柚子」を絞ってお楽しみください。


宮城県から、ニッポンフードシフト。 のイベントでは、「餃子の王将」の餃子とともに宮城県産の「雨乞の柚子」と「伊達の旨塩」を使用した食べ方を提案し、餃子セットを提供しました!(パラダイス山元)

「雨乞(あまご)の柚子」とは
宮城県柴田郡柴田町(雨乞地区)で栽培されている柚子を今回使用します。ごつごつした厚い皮と、香りと味の良さが特徴の希少な在来種です。雨乞地区の里山には、樹齢数百年という柚子の古木があり、今でも実をつけています。(引用:雨乞の柚子生産組合 パンフレットより)

いつもの食べ方を少し考えてみるだけで、
日本の食について気づくことができます。

「#餃子会議」をつけて、気付いたことをお知らせください。

広島のレモンとスパイスソルトで食べる餃子

【広島】

レモンの酸味がさっぱりとした味わいに!広島県産のレモンを使用した餃子の食べ方!

材料【1人前】
レモン:1/8~1/4個 ※大きさにより調整
藻塩:1.7g
きび糖:0.26g
一味唐辛子:0.04g
つくり方
  1. 皿の上に藻塩、きび糖、一味唐辛子を盛ります。
  2. そのうえからレモンを絞ります。
  3. レモンの果汁、藻塩、きび糖、一味唐辛子を混ぜ合わせて完成です。

広島といえばレモン、という事で、ジューシーな餃子とさっぱりしたレモンの果汁を楽しむ食べ方を考えました。今回は広島レモン ® を使用しています。一味唐辛子のピリッとした辛みがアクセントになっています。(パラダイス山元)

「広島レモン」とは
広島県は温暖少雨の瀬戸内式気候であるため、レモン栽培に適しており、レモンの生産量は全国一を誇ります。
栽培の歴史は古く明治31年に植栽されたとの記録が残ります。
一般的な輸入レモンとは異なり、収穫後農薬:ポストハーベストを使用せず、皮まで安心して使うことが出来るレモンとして幅広い支持を得られています。
広島レモンを丸ごと、皮ごと使うことで、味と香と彩を楽しむことができます。
※広島レモン ® はJA広島果実連の登録商標(地域団体商標 登録番号 第5106630号)です。
(参考: JA広島果実連 ホームページ より)

いつもの食べ方を少し考えてみるだけで、
日本の食について気づくことができます。

「#餃子会議」をつけて、気付いたことをお知らせください。