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開催レポート

大消費地から近い生産地であり、太陽の恵みと清らかな水等豊かな自然環境を有する八ヶ岳にて
日本の食がかかえる課題や目指す未来について、ともに考えるきっかけとなるイベント
「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.山梨」を開催しました。

 

開催概要

食から日本を考える。
NIPPON FOOD SHIFT FES. 山梨

  • 開催日程

    2023年1月22日(日)10:30〜16:30(開場・受付 10:00)

  • 場所

    旧高根北小学校(山梨県北杜市高根町長澤2141)

  • アクセス

    Google Map

  • 主催

    農林水産省

八ヶ岳から、ニッポンフードシフト。ショートムービー

各プログラムの詳細は、下記をご覧ください。

開催プログラム



オープニングセレモニー&トークセッション

- オープニングセレモニー -

10:30~10:55(25分)
会場アリーナ

出演者が一堂に会しての「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.山梨」のオープニング。


 

・地元挨拶:大塚 広夫 氏 北杜市フードバレー協議会 会長
・来賓挨拶:上村 英司 氏 北杜市長
・スペシャルゲスト:工藤 阿須加 氏 俳優


大塚 広夫 氏

大塚 広夫 氏
北杜市フードバレー協議会 会長

上村 英司 氏

上村 英司 氏
北杜市長

工藤 阿須加 氏

工藤 阿須加 氏
俳優

・出演者の皆様(順不同)

  • 井上 能孝 氏 (株)ファーマン 代表取締役
  • 畑山 貴宏 氏 畑山農場代表
  • 田中 千春 氏 Chiharu farm
  • 野瀬 建 氏 新規就農者
  • 五味 誠 氏 八ヶ岳ジビエ代表
  • 五味 舞 氏 八ヶ岳ジビエ
  • 原田 達 氏 山梨県農政部 次長
  • 北原 亮庫 氏 山梨銘醸(株) 専務取締役兼醸造責任者
  • 岡本 泰治 氏 シミックウエル(株) 管理部部長 障害者職業生活相談員
  • 楠瀬 正紘 氏 宇宙カンパニー(同)代表
  • 鈴木 ルミコ 氏 宇宙カンパニー(同) Creative Director
  • もぐもぐふぁーむラボ(イノベーションチームdot)の皆さん

- トークセッション -

10:55~11:20(25分)
会場アリーナ

【テーマ】北杜市と農業に魅せられて

俳優として大活躍の工藤阿須加さんが、北杜市で夢だった農業に取り組んでいます。なぜ「半農半X」の生活を北杜市で始めたのか。農業の魅了・こだわりとは等々について、農業に多くの人を巻き込む取り組みを積極的に行っている井上さんとともに熱く語っていただきました。

・出演者

  • 工藤 阿須加 氏 俳優
  • 井上 能孝 氏 (株)ファーマン 代表取締役

1限目:有機農業・新規就農・半農半X

11:20~12:10(50分)
会場アリーナ

北杜市での有機農業にこだわる生産者の皆さんと合宿に参加した消費者による北杜市・農業の魅力、こだわり・やりがい、今後のチャレンジしたいこと等をテーマにしたパネルディスカッション。「有機農業・新規就農・半農半X」について学びました。

・パネリスト

  • 田中 千春 氏 Chiharu farm
  • 野瀬 建 氏 新規就農者
  • 畑山 貴宏 氏 畑山農場代表
  • もぐもぐふぁーむラボ(イノベーションチームdot)の皆さん

・コーディネーター

  • 井上 能孝 氏 (株)ファーマン 代表取締役

給食:八ヶ岳地産地消カレー

12:10~12:40(30分)
会場給食室

工藤阿須加さんの「工藤農園」で採れた有機野菜など北杜市の食材を材料にした「八ヶ岳から、ニッポンフードシフト。」の会場でしか食べることのできないスペシャルカレーの給食を来場の皆さまに試食いただきました。


2限目:ジビエ・害獣駆除

12:40~13:20(40分)
会場教室1

北杜の豊かな自然の中で育ったニホンジカや猪は、野生ならではの力強さとしなやかな肉質が特徴。「いただいた命は最後まで大切に扱う」を信念に、鮮度を保つ処理を徹底し、旨味を引き出す熟成製法でおいしさを最大限まで引き出すことに努力を惜しまない。山梨県の取組紹介等、「ジビエ・害獣駆除」について学びました。

・講師

  • 五味 誠 氏 八ヶ岳ジビエ代表
  • 五味 舞 氏 八ヶ岳ジビエ
  • 原田 達 氏 山梨県農政部 次長

・体験発表者

  • もぐもぐふぁーむラボ(イノベーションチームdot)の皆さん

・コーディネーター

  • 野瀬 建 氏 新規就農者

3限目:酒・地域連携

13:30~14:10(40分)
会場教室2

酒蔵は地域のことや、地域の水を語る代弁者であるべき。白州の水の良さに惚れ込んで、伝統の酒造りの技をいかしながら日本種の持つ可能性に挑み、スパークリング日本酒を発売。北杜市の契約農家様と共同で酒造好適米を栽培する取組等、「酒・地域連携」について学びました。

・講師

  • 北原 亮庫 氏 山梨銘醸(株) 専務取締役兼醸造責任者

・体験発表者

  • もぐもぐふぁーむラボ(イノベーションチームdot)の皆さん

・コーディネーター

  • 大塚 広夫 氏 北杜市フードバレー協議会 会長

4限目:内水面漁業・農福連携

14:20~15:00(40分)
会場教室1

県が開発したオリジナルブランド魚「富士の介」をはじめ、内水面漁業の魅力や、障害者雇用支援業務としての農福連携、自然の力を活かした持続可能型農業に取り組む事例紹介、山梨県の取組紹介等、「内水面漁業・農福連携」について学びました。

・講師

  • 岡本 泰治 氏 シミックウエル(株) 管理部部長 障害者職業生活相談員
  • 原田 達 氏 山梨県農政部 次長

・体験発表者

  • もぐもぐふぁーむラボ(イノベーションチームdot)の皆さん

・コーディネーター

  • 大塚 広夫 氏 北杜市フードバレー協議会 会長

5限目:ビール・肥料

15:10~15:50(40分)
会場教室2

オーガニック栽培の農業を営んでいた創業者たちが、視察で訪れたアメリカ西海岸でクラフトビール文化に感銘を受けたことが始まり。ホップはもちろん米や野菜などの自家栽培にも取り組んでいる。ビールの搾りかすを肥料に活用する等、地域連携・活性化も含めた「ビール・肥料」について学びました。

・講師

  • 楠瀬 正紘 氏 宇宙カンパニー(同)代表
  • 鈴木 ルミコ 氏 宇宙カンパニー(同) Creative Director

・体験発表者

  • もぐもぐふぁーむラボ(イノベーションチームdot)の皆さん

・コーディネーター

  • 野瀬 建 氏 新規就農者

クロージング

16:00~16:30(30分)
会場アリーナ

出演者が一堂に会しての「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.山梨」を振り返るクロージング。

出演者の皆さんのメッセ―ジ

ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

若い人々が食や農業を議論、熱気あふれるフェスに。

  • 大塚 広夫 氏
    北杜市フードバレー協議会 会長
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

大地の偉大さに敬意。ともに全国へ発信を。

  • 上村 英司 氏
    北杜市長
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

農業に携わってきた意味をフェスで実感。

  • 工藤 阿須加 氏
    俳優
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要。

  • 井上 能孝 氏
    (株)ファーマン 代表取締役
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

有機農業の魅力を発信する貴重な体験。

  • 畑山 貴宏 氏
    畑山農場代表
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

農業の魅力を理解し活動する若者に、希望を抱く。

  • 田中 千春 氏
    Chiharu farm
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

消費者がアプローチできる機会を増やしたい。

  • 野瀬 建 氏
    新規就農者
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

安心・安全なジビエを発信。若者の関心の高さに手ごたえ。

  • 五味 誠 氏
    八ヶ岳ジビエ代表
  • 五味 舞 氏
    八ヶ岳ジビエ
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

日本の「食」を考える機会に。

  • 原田 達 氏
    山梨県農政部 次長
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

若い方々と日本酒の未来を語る新たな経験。

  • 北原 亮庫 氏
    山梨銘醸(株) 専務取締役兼醸造責任者
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

農福連携でニッポンフードシフト!

  • 岡本 泰治 氏
    シミックウェル(株) 管理部部長
    障害者職業生活相談員
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

Z世代から刺激を受けた充実のフェス。

  • 楠瀬 正紘 氏
    宇宙カンパニー(同)
    代表
  • 鈴木 ルミコ 氏
    宇宙カンパニー(同)
    Creative Director
ニッポンフードシフトを地道に続けることが重要

様々な世代の方々と日本の食の未来を共創できた貴重な機会。

  • もぐもぐふぁーむラボ
    (イノベーションチームdot)の皆さん

メディアでの展開

テレビでの展開

2023年2月10日(金)放送
YBS山梨放送「やまなしマルシェ」

新聞での展開

2023年2月26日(日)掲載
山梨日日新聞

ニッポンフードシフト 推進パートナー募集中!

ニッポンフードシフトの運動趣旨に共感いただける方であれば、企業、団体、個人問わず、ご登録いただけます。

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事例紹介

 
小原 史也さん
青森大学 社会学部 柏谷ゼミ 所属 3年

閉園したりんご農園の木を、地域の新たな価値に。

私は地域の環境問題など、さまざまなテーマについて社会調査やメディアでの発信の仕方などを学んでいます。その一環として、後継者がいないため閉園したりんご農園の木を薪に加工して販売し、その売上げを農園や林地の荒廃防止に役立ててもらう活動を行いました。
今回はこの取り組みを広げるために、小学生を対象に薪割りや焚き火体験などを開催しました。体験会は楽しみながら身近な食の問題にふれることができる、いい機会になったのではないでしょうか。
これらの体験を通じて、想像以上に農業の人手不足が深刻なこと、しかし、取り組み次第では農業の可能性が広がることを学びました。
このイベントでは、たくさんの人がブースを訪れてくれましたが、もっと多くの人に興味を持ってもらうためにも、発信の仕方などを工夫していきたいと思います。

大矢 直幸さん
青森大学 社会学部 柏谷ゼミ 所属 3年

りんご農家の人手不足を解決するイベントを開催したい!

普段は循環型地域社会の研究などを行っています。
その活動の中で、閉園したりんご農園の木を薪などに加工して販売し、その売上げを農園や林地の荒廃防止に役立ててもらう取り組みを展開しています。
この活動を子どもたちにも知ってもらうために、小学生にチェーンソーの扱い方などをレクチャーし、薪割りを体験してもらいました。
実際にからだを動かすことで、より強く印象に残すことができたのではないかと思います。
今回のイベントでは数多くの地域の特産物が並ぶ中、予想以上の人々に私たちのブースに足を運んでいただき、食の問題に対する興味関心の高さが体感できました。
いつか私もこのような若い人を呼び込めるイベントを開催し、りんご農家の人手不足の解決につなげたいと考えています。