BEAMS JAPANもニッポンフードシフトBEAMS JAPANもニッポンフードシフト

BEAMS JAPANも
ニッポンフードシフト

BEAMS JAPANもニッポンフードシフト

「たがやすBEAMS JAPAN ~食のカルチャーとスタイルを伝える~」
は、農林水産省が行っている国民運動「ニッポンフードシフト」の取り組みにBEAMS JAPANが共感し、より多くの人が「食」と「農」に興味を持つきっかけを作るために、ビームス目線で取り組むプロジェクトです。

プロジェクトのタイトルは、BEAMS JAPANが発信してきた「文化(culture)」と、農業の基本作業である「耕す(cultivate)」の英単語がいずれも、「耕す」を意味するラテン語の「colere」を語源とする共通点に着目し、BEAMS JAPANならではの農業カルチャーを伝えたいという想いが込められています。

これまで様々な日本の文化や魅力を発信してきたBEAMS JAPANが、日本が世界に誇る「食」を支える「農業」に注目し、農家の後継者不足や農業への関心低下といった課題に対して、ビームスならではのアプローチで農業カルチャーを紹介します。

農家兼ファッションディレクター

本プロジェクトのディレクションは、自身が農家であり、ビームスの人気オリジナルブランドSSZ(エス エス ズィー)ディレクターでもある加藤忠幸氏が担当しています。

期間中、店内で農家から直接野菜を買える「BEAMS JAPANソクバイジョ」や、ストリートカジュアル要素を取り入れた農業ウェアが登場し、2足のわらじを履く加藤氏の日常をドキュメントする「たがやす THE MOVIE」や、農業素人のビームススタッフが、店舗の屋上で野菜を育てた様子を綴った絵日記を公開するなど、日々の暮らしの中で「食」とその背景にある「農」を考えるきっかけづくりを目指しました。

キックオフ記者発表会

プロジェクトのスタートとして、ビームス設楽洋社長と加藤ディレクター、そして武部新農林水産副大臣が出演し、記者発表会が開催されました。
BEAMS JAPAN独自の取り組みとして制作された、普段も着られるディテール満載の農業ウェアの発表も行われ、武部副大臣も着用しました。

ビームス加藤さんは「農作業しやすいように素材にこだわりました。若年層が受け入れやすいようなユニークなデザインにしています。」とポイントを話しました。また、コーチジャケットを着用し登壇した武部農林水産副大臣は、「農業用ウェアとして、とてもかわいく、機能的だと思う」とコメントしました。

BEAMS JAPANもニッポンフードシフト

BEAMS JAPANの
オリジナル農業ウェア

フィールドワークから着想した多機能ファッション
農林水産省職員がモデルになって紹介します

ビームスの人気ブランド「SSZ」のディレクションをする加藤さんが、農業にも使えるけど“ガチ”すぎない、普段も着られるディテール満載のウェアをBEAMS JAPAN独自で製作しました。農家でもありファッションディレクターでもある加藤さんならではの発想から生まれた全4アイテムは男女兼用で、農林水産省とのコラボレーションを象徴する特別ネームが縫い付けられています。
※本商品は完売しております。

ジャケット

フロントポケットにメッシュ素材を使用したコーチジャケット。工具や裁ちばさみを入れても、刃先がネットの網目に逃げるので衣類を傷めません。貴重品や小物、市場で受け取った小銭などは、メッシュポケット内に設けられたもうひとつのポケットへ。

ベスト

フロントが袋構造でエコバッグにもなるベストは大きめのサイズ感で、スウェットやニットの上からでもレイヤードを楽しめます。エコバッグにすれば、長い野菜もすっぽり収納。サイドのファスナーポケットから中身を取り出せるという、使い勝手の良さも魅力です。ネックをレジ袋の形にデザインするなど、ビームス加藤さんのユーモアに溢れたアイテム!

パンツ

ウエストドローコードが付いたパンツは、下半身のラインを強調しない、ゆったりとしたシルエットです。フロントポケットは、しゃがんで作業しても物を出し入れし易い位置に配置。バックポケットには、道具を携帯したり、キーチェーンを通せるループがついています。

手甲

虫の侵入防御や袖口の保護として使用する、「農家といえば」なTEKKOU(手甲)をファッションアイテムに昇華。通常にはまずないミリタリーポケットがついています。シャツやロンTと組み合わせて、「ちょっとそこまで手ぶらで」のようなデイリー使いが楽しめます。

小山 薫堂と設楽 洋の
BEAMS JAPAN 会議

放送作家・脚本家でBEAMS JAPANプロジェクトの総合アドバイザーである小山薫堂さんとビームス設楽洋社長の
「BEAMS JAPAN 会議」に本プロジェクトのディレクター・加藤さんがゲスト参加。
今回のプロジェクトについて、全3回で熱く語ります。

開催概要

開催レポート

聞くトークセッション

NIPPON FOOD SHIFT × note

オンライントークイベント
「わたしが野菜をつくるわけ」

2022年2月14日(月)19:00~20:00

公開場所:

おうち時間が増えたり、リモートワークの普及で場所や時間の制約が薄れ、家庭菜園やベランダ菜園、シェア畑に取り組む人も増えています。ビームスのバイヤーと農家を兼業する加藤さん、北杜市で有機農場を経営する井上さん、最近野菜づくりをはじめた自炊料理家の山口さんが、「食べる」の奥にある「作る」を知り、取り入れることで、日々の生活がどう変わるのか。そんな「これからのライフスタイル」の提案とともに、野菜づくりのおもしろさ、自分でつくり食べる楽しさについて熱く語りました。これからはじめてみたい人・はじめたばかりの人は必見です。

  • MOVIEアーカイブ動画はこちら

  • 加藤忠幸 /加藤農園4代目・ビームスバイヤー・
    SSZディレクター

    1973年生まれ、神奈川県出身。大学卒業後、ビームスに入社。販売スタッフ兼アシスタントバイヤーを経て、2012年よりサーフ&スケートの担当バイヤー。2017年にビームスのオリジナルブランドSSZを立ち上げ、デザイナー兼ディレクターとして活躍する。神奈川・大船を拠点とする加藤農園の4代目でもあり、昭和のはじめから続く農園の跡取りとしても活動中。

  • 井上能孝 /株式会社ファーマン 代表取締役社長

    1980年生まれ。埼玉県出身。株式会社ファーマン 代表、NPO法人大志 代表理事、財団法人有機環境研究会 代表理事、農林水産省 食料・農業・農村政策審議会委員、北杜市総合計画 委員。高校時代にアメリカオレゴン州で大規模農場の見学をし、農業に憧れを抱く。その後、日本有機農業研究会との出会いを通して有機農業の魅力を知り、有機農業での新規就農を決意する。埼玉県所沢市 田中有機農園で3年間研修を受けた後、山梨に移住して就農。現在、有機JAS認証を取得し玉ねぎやにんにくなどの生産出荷や、農業体験の受入れを行っている。

  • 山口祐加 /自炊料理家

    1992年生まれ、東京出身。慶應義塾大学総合政策学部卒。共働きで多忙な母に代わって、7歳の頃から料理に親しむ。出版社、食のPR会社を経てフリーランスに。料理初心者に向けた対面レッスン「自炊レッスン」や、セミナー、出張社食、執筆業、動画配信などを通し、自炊する人を増やすために幅広く活躍中。著書に『ちょっとのコツでけっこう幸せになる自炊生活』、『週3レシピ 家ごはんはこれくらいがちょうどいい。』がある。好物はみそ汁。最近は畑も始めた。

見る・触る展示・体験

新宿の店内に農園が出現

たがやすBEAMS JAPANポップアップショップ

2022年1月26日(水)〜2月28日(月)

ビームス ジャパン(新宿)住所:東京都新宿区新宿3-32-6 
TEL:03-5368-7314

特設サイト
https://www.beams.co.jp/special/teamjapan/
tagayasu_beamsjapan/

BEAMS JAPAN(新宿)の店内に野菜を育てるプランターや農機具を展示し、野菜や加工食品の販売などと合わせて、農業を身近に感じるポップアップショップが登場。また、展示されるプランター野菜は、大都会新宿の屋上で、野菜栽培素人のショップスタッフが、屋上農園に挑戦しました。BEAMS JAPAN(新宿)で働くスタッフが、日々の業務の合間に自ら屋上に行き、水やり、間引き、カラス対策といった作業を通して「食」と「農業」と「連携」の大切さを学びました。この屋上農園を「BEAMS JAPAN村」と名付け、日々の観察日記をつけた絵日記を、BEAMS JAPAN(新宿)の店内及び特設サイトで公開。ストリートカジュアル要素を取り入れた農業ウェアも販売しました。

手に取るマーケット

生産者と消費者を繋ぐ野菜即売所

『BEAMS JAPANソクバイジョ』

新宿のBEAMS JAPAN店内で、農家と直接話しながら新鮮な野菜を買える即売所を不定期で開催しました。

<出店農家スケジュール>

  • - 1月29日(土)

    加藤農園

  • - 2月6日(日)

    加藤農園

  • - 2月11日(金・祝)

    東京野菜ネットワーク

  • - 2月13日(日)

    チャヴィペルト

  • - 2月20日(日)

    チャヴィペルト

  • - 2月27日(日)

    東京野菜ネットワーク

  • 加藤農園(鎌倉市農協連即売所1班)

    4日に1度、昭和3年から続く鎌倉市農協連即売所(通称:レンバイ)に出店しています。露地栽培をメインとして育てた野菜は新鮮で味が濃く、栄養もたっぷりです。見た目も華やかな20~30種類の旬な野菜を、おいしい食べ方と共に販売します。

  • chavipelto -チャヴィペルト-

    埼玉県草加で何代も続く農家が安心でおいしい野菜を栽培、販売しているお店です。農場から収穫したてのカラフルなorganic野菜を直接お届けします。安全な野菜作りを基本に、人だけでなく、地球にもやさしい野菜作りをしています。

  • 東京野菜ネットワーク

    南は小笠原、西は青梅まで、東京都内全域の79の農家・団体が集まってできた生産者団体です。都内産農産物の認知向上と消費拡大を目指し、新鮮で美味しい農産物を供給するべくさまざまな地域の生産者が交流をしながらお互いを高めあって進んでいきます。

【加藤農園】

農業とファッションの仕事、2足のわらじを履いています。
農業の“たがやす”も、ファッションの業界でよく使われる“カルチャー”も、語源は同じ。古いものを大切に守ったり、ルーツを掘り起こしてみることで、新しいものが生まれてくる。色々な事を耕していって、色々な人と話して、自分の足で探して目で見て、自分がアクションを起こす事が、結局スタイルやカルチャーにつながっていくんだなって思います。“カルチャー”も“たがやす”も、心を豊かにするもの。ファッションの業界にいる自分たちは、「文化」っていう言葉より「カルチャー」って言葉をよく使いますが、実はそれが「農業」や「耕す」って言葉からきてるって事が響いて、野菜とか農業って“いいな”って思ってもらえたらって思っています。

【チャヴィペルト】

農家に生まれ野菜に囲まれて育ち、野菜があるのが当たり前の環境。一つの野菜を数か月間かけて育て出荷するのは当たり前の事でした。
しかし、結婚して農業とは全く無縁の妻が農業に携わるようになり違う視点が加わり考え方にも変化が生まれました。
野菜を作ることが人の暮らしにとって大切な仕事なのに社会的な立場が低いと見られたり、育てた野菜の価値があまりにも低く50~100円が当たり前。生活を支える為とは理解していますが、生業にもできないくらい基準の低さ。農家側にも責任や問題もあると思いますが、人が生きていくために必要な食べるものを作る素晴らしい仕事だとしって欲しい。若い人たちが夢や希望を持つ職業になって欲しい。そして、野菜の価値を上げること、旬や野菜の傷や農薬の事も含めて野菜の事をもっともっと理解して欲しい。
難しいハードルもあると思いますが、野菜を育てて、様々な場所で販売しながら、色々な方たちと繋がりそこから大切なことを伝えていけたらと思っています。

【東京野菜ネットワーク】

雨の日に野菜を引き取りに伺った畑で、農家さんが濡れたキャベツを一玉一玉布で拭き取りながら丁寧に箱に詰め「雨が降った日は水分をたっぷり含んでいるからちょっとでも扱いが悪いと破裂するよ」と教えてくれました。作った野菜をいかに良い状態で食べてもらえるようにするのか、その意識の高さに驚きました。農家さんに感謝して余すことなく使い切ること、作る手間と想いを多くの消費者と共有したいと思い今の道を進んでいます。