Navigator125 4 3 1.収穫されたスパイスを天日干しに。手間をかけて乾燥させることで、香りがより引き立つ。2.100%やんばるで収穫されたロングペッパー、ジンジャーパウダー、ターメリックパウダーなど。3.「やんばる畑人プロジェクト」の旗印となったのが、「やんばるスパイス」。写真は「やんばるスパイスソルト」。オンラインでも購入可(https://haruser.thebase.in/)。4.タイ料理などで使われるバンダンリーフ。5.生のロングペッパー。圧倒的鮮度の違いを感じる。乾燥させて使う。「やんばるの自然をこよなく愛し、食を通じて最高のおもてなしができるようスタッフ一同心がけます」。農家であり、新規就農者のサポートを手がける芳野幸雄さんが仲間と立ち上げた「やんばる畑はー人プロジェクト」の五カ条のひとつだ。「このプロジェクトが発足されるきっかけが、仲間の料理人の一言『やんばるは、魚が獲れ、塩もある。豚や鶏がいて、砂糖もある。ここにスパイスも加われば『オールやんばる料理が作れる』でした」まず作ったのがウコン、島唐辛子などを使った「やんばるスパイス」。この商品は、当初やんばるを訪れた人に販売していたが、「使う人、食べる人がいる飲食店にこのスパイスを使ったメニューがあることが大事と考え、今は県内の応援店で扱っていただいています」。沖縄で採れるスパイスとして、島胡椒は有名だが、ブラックペッパーも採れることがわかったことが、芳野さんのスパイスへの思いに拍車をかけた。「実際に畑を見に行き、アドバイスを受けて僕も作っています。実際にスパイスづくりを始めて考えたことですが、インドでは、るさスパイスが採れていたから、カレーのような料理が生まれた。様々な素材が■うやんばる、そこに日本の他の場所では採れないスパイスが加わる。この地でしかできない独自の料理が生まれれば、そこに惹かれた旅行者、そして料理人も集まってくる。食が充実すれば、自ずと観光の醍醐味が生まれる」鮮度の高いフレッシュスパイスは、収穫してどれだけの日数をかけて日本に届いたかわからない海外産との違いは明らか。それもオールやんばるの魅力となるだろう。スパイスがもたらす味は、沖縄、そして日本に、ピリッと香ばしいフードシフトを起こすことを予感させる。やんばるのテロワールが作る、スパイスの可能性。農業生産法人 クックソニア 代表取締役芳野幸雄よしの・ゆきお/東京都出身。2003年に沖縄に移住して農業を始め、新規就農者グループ「沖縄畑人くらぶ」を立ち上げる。2011年「やんばる畑人プロジェクト」発足。食イベント、料理配信サービスなどに従事。カレーに欠かせないスパイス産地の北限・沖縄。ウコンや島唐辛子が作られていることを知る人は多いと思います。この地に、ブラックペッパーをはじめ、日本産スパイスの幅を広げようと活動する生産者・芳野幸雄さんの持つ畑を訪ねました。様々なスパイス栽培にトライしてます沖縄の世界自然遺産で見つけた新鮮スパイス。SpiceHanako
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